災害廃棄物
社長ブログ/2011/04/26
今朝の日経一面に震災により発生したがれきや廃自動車、廃船の処理について掲載されていました。
テレビ等の映像や今までの報道を見れば今回の震災により発生する廃棄物の量は尋常な量ではない事が容易に想像が付きます。
ある報道では11年分の廃棄物がこの震災により一度に発生したとも言われています。
この新聞記事によると従来の廃棄物処理法の適用とは別に震災廃棄物として特別に扱うという趣旨の事が書かれています。
こんなときなので従来の枠にとらわれず迅速に対応する事が第一だと私は思いますし、大部分の方がそう思っていると思います。
廃木材はチップ化してバイオマス燃料へ。廃ビル、家屋等のがれきは有害物を除去して埋立処分へとフローが示されていますが、津波により多大な塩水を吸った廃木材が従来通り燃料チップとして使用して問題がないのか?(高塩分による焼却炉等へのダメージ、廃ガス塩素濃度等)
腐敗して地盤沈下の原因となる木材等は埋立するがれきから完全に除去する事が出来るのか?
色々気になる所ではありますがそんな事を事細かく言っていては復興は始まりませんので迅速に対応していくことが先決でしょう。
ただ、10年後、20年後に多大な問題が出ないような対応だけは最低限してほしいです。