人に仕事を教えて頂くと言う事
社長ブログ/2016/10/13
先日、とある出来事が起こった。
本当に些細な出来事だが非常に重要なこと。
それは私がスタッフにすごく簡単な仕事を教えた後の出来事。
仕事の内容はほんとにごく簡単。使った物(工具)を元通りにきれいに収納し、所定の場所に返却するという作業。本当に誰にでもできるとても簡単なこと。
あえて言えばその収納作業にちょっとした工夫が必要なくらいの作業。
私は「スタッフ全員が使用するものだから元通りに綺麗に収納する」
ことと
「きれいに収納するための工夫(時間短縮やよりきれいな収納)を考えながらすると尚良い」
と言う事を伝えその場を後にしました。
たぶん10分もないくらいの出来事。
そのスタッフも「分かりました!」と…
それから一週間後にたまたまその収納を見てみるとバラバラに…
私はすかさず「これどういう事?」と聞くと
「大した事では無いと思ったのでこのくらいで良いと思いまして…」と返事。
要するに前回の私からのちょっとした教え(アドバイス)をそのスタッフの価値判断で違うもの(悪い方向)にしてしまったと言う事。
これは非常に危険なことだと思いましたのでその場で注意をしました。
確かにその収納(作業)に限定すればバラバラでも「大した事では無い」かもしれない。
しかし、教えて頂いた事を一週間足らずで自分の価値判断で変更してしまうのは非常に危険だ。
大げさに言えば事故にもつながる可能性がある。
本来どんな事でも教えて頂いた事は一から十まで完璧に同じように行える様にならないといけない。それが身についた上で初めて効率化や教えと違った別なやり方などの工夫を加えていき仕事が進歩していくものだと思うからだ。
もちろん個人のスキルにより完璧に覚え次の工夫を考えるようになるまでには時間の違いはあるにせよ、まずは教えられたことを素直にしっかりやる。ことが大切だと思う。
仕事一つ一つ些細な事でも先人の知恵や工夫があり、そこまで確立されたことだと思うからです。
その先人の教えが身につく前に自分の価値判断で変更を加えることは決して「改善」ではなく「改悪」だ。
だからそのスタッフには怒った。
そういった大切なことを一つ一つ先輩から後輩へ伝えて行ける会社作りが必要だと改めて感じさせられた社内の出来事でした。(伝言ゲームでしっかりと最後の人が正確な答えを言える状況を作ると言う事ですね)
それと同時に自分も先輩から教えて頂いた事をしっかりと身に着け、後輩に教えないといけないと感じました。
皆さんも教えて頂いた事は教えてくれた方への感謝も込めてしっかり身に着けたいですね!
上記はもちろん教えた側の教え方の問題もあると思いますが今回はあえて教えられる側の態度に限定して書かせていただきました。